







ども。
リリース用務も落ち着いたので、最近は周年用務の合間を見ながら、聴けてなかったレコード/買ったレコード/届いたレコードと聴き漁っています。
消費税も電気料金も上がり、加えて新譜の価格が上がったりと世知辛いですが、厳選に厳選を重ねたり、安皿を掘り起こしたり、手を替え品を替えレコードは買い続けています。
そういえば音楽界隈の方々は消費税や電気料金の上昇による影響みたいなの、あんまり触れないですね。
あまりに生活感出過ぎで夢が壊れるからでしょうかね。どうでもいいんですけど。
でも、DJが提供する音楽という商品においても、確実に仕入れ値は上昇してますよね。
だからどうしたって話でもないんですけど。
さて、前述のとおり最近は厳選と安皿掘り、これに力を注いでいる訳ですが、ワタクシ数年前にやっと「○○のミックスに入ってたレコード」の呪縛から解き放たれました。30歳になった時くらいですかね。要は追っかけ買いをしなくなったということです。
勿論、今でも他人のミックスは聴きますし、良い曲だと欲しくはなりますが、安く出会えたら買おう位に収めています。
なので最近は、8〜9割方のレコードは自分の耳だけを頼りに買います。試聴してたらうっかり全く専門外のダンスホールレゲエだったり、爆裂ウェッサイなんてことも増えました。
しかしながら、この物価急上昇中の昨今の流れに反して、中古レコード市場は激安です。昔は7,980円のレコードが今2,980円なんてのもザラ、投げ売りセール的なのも全国各地頻繁に行われているようです。更に追っかけ買いをしないとなると、500円、下手すりゃ100円以下で良い曲に出会えるかもしれません。
おまけに、自分の耳だけを頼りにレコードを買ってると、自然とその人のカラーって出てくるんですね。
同じガイドブック、同じミックスを聴いてレコードを買う人はいても、同じレコ屋に行き、同じ出会いをし、同じコレクションを揃えることはできないですもんね。そして、そういう人が掛けるLIVIN’ PROOFは、誰かのミックスを聴いてかけている人のそれとはまったく違って聴こえると思うんです。
そう考えると、時代の流れのど真ん中にいることは色々経済的にも大変ですが、DJがオリジナルでいることは、意外とお金はかからないのかもしれませんヨ。
さて、そんな訳で来週水曜日はSNAFU sapporoです。
SNAFU sapporo
2014.8.20(wed) @morrow zone
OPEN_22:00〜
Entrance_1000YEN
SPECIAL GUEST DJ
KEIJI (ROOTS RECORDS)
DJ
O-NO
HISAYA a.k.a Diggin Journalist
METH
RIKIYA
TACRAZY
K-SK/DISK/YOSHINORI
and
SPECIAL DANCE SHOW
YOUNG CIPHER
SHOP
UP NORTH --------------------------------
今回はなんと、ROOTS RECORDSのKEIJIさんがゲストデス.
しかも3時間ロングセット。こりゃあ楽しみデス。
そういえば少しだけ先程の話に戻りますが、SNAFU首脳陣はこれまでの札幌の方程式・鉄板はそこそこに、SNAFU独自の視点でアーティストの価値を見出し、それを提案しこうとしている気がします。
「定番=ほんとに正解???」・「名曲=自分達にとっても名曲???」、こういう斜めの目を持っているところが最大の魅力だし、そこにこそ自分がキッズの頃に憧れたストリートカルチャーがある気がしています。
良い曲だったら定番もレア盤も関係なく、優れたアーティストなら有名も無名も関係なく。
しかしながら経験上、そういった独自の提案・発信をしつつ周囲の賛同を得ていくためには、順序、脈略、更に個々のプロップス、経験、実績、人間力…要は提案する側が信用されてなくてはならないので、一朝一夕で成し得るモノではないですよね。
STONES THROWはバキバキ無名の新人出してきますけど、そもそもSTONES THROW自体の信頼度が高いですからね。
“STONES THROWからリリースするなら間違いない…”といった具合に。加えて、世界的に有名なアーティストもリリースし続けています。
レアモノ・色モノに偏る訳ではなく、有名どころ・定番も含みつつ、"自分達基準の良いモノ”を提案していく。
そして、そのフィルタの信頼を勝ち取っていく事の重要性というのは、レーベルに限らず、イベント、DJ、アーティストにも当てはまるのかもしれません。
余談が長くなりました。
とにもかくにもDJ KEIJIさんの3時間ロングセット、どんな展開になるか楽しみデス.
そして、SNAFUなりのカッコイイモノ、今後ココにほんの少しだけでも注目してもらえたら嬉しいです。
それでは来週水曜日、モローゾーンにてお会いしましょう。
ではでは。
あ、そしてこちらもお忘れなく。

6周年!8/30ですので〜。