やっと会えた。
今週末、金曜の仕事を終えるとすぐさま帰宅。無理言ってKda linerの車に乗せてもらい、いざ帯広へ。
目的は勿論、大舞台を迎えたINQ.の応援と、同じ町に住みながら、しかも一時は同じ平岸に住みながら、ずっと話しかけられずに遠くで見てきた大先輩THA BLUE HERBに会いにいくこと。
自分はあんまり口にすることはないのだけど、北海道に住む多くの人達と同じように、もしかしたら普通以上にTHA BLUE HERBの影響を受けています。
勿論MCではないから、スタイルや音楽性、そういう要素で模倣したり影響受け過ぎて悩まされたり、そういった事はなかったのだけど、自分が見てきたことはたった1つで「地方からの勝ち上がり方」。
北海道からあそこまでのムーヴメントを起こしたHIP HOPアーティストは初めてだったし、その勝ち上がり方は今更自分なんかが言う必要も無い話だけど、あまりにも衝撃的だった。
そして、リリックの中に散りばめられた数々のヒント。
自分はこれまで自主制作で作品を出してきて、数えきれない位投げ出しそうになった事があるけど、その時に出てくる言葉はいつも「北の強者は言い訳や負け惜しみをこらえてやるべきことをやる」だった。多分今後もそう。
だから、アルバムをリリースしてからは、いつかしっかりと挨拶をしたいと思っていたのだけど、ちゃんとした場所で、しっかり挨拶したいと思えば思う程流れ流れ…。
大学が一緒だったKEI(REBEL MUSICAL)にその存在を教えてもらって衝撃を受けて以来、気付けば13年がかり。やっと、ちゃんとした形で会うことができました。
とは言え、今回自分はただの応援団の1人な訳で、見上げ、追いかける立場であることに一切変わりはないし、会えたからと言って何かが変わる訳でもないのだけど、自分が影響を受け、見上げてきた日本に住む何人かの偉大な大先輩達に、自分の作品を片手にしっかりと自分の存在を伝えることができたというのは、何か1つケジメをつけることができたような気がして、少しだけホッとしています。
それにしても、同じ町に住みながら、THA BLUE HERBが"自分が見上げてきた全国の偉大な大先輩達"の1番最後になるというのは予想外ではあったけど。偶然のような必然のような…。
そして、今回自分を快く受け入れてくれたINQ./INNOCENCEクルー、とてつもなく忙しい時に本当にありがとう。
イベントの方も帯広は勿論、札幌/岩見沢/旭川/北見/釧路…遠方からも沢山の人達が駆けつけていて大盛り上がりな一夜でした。
THA BLUE HERBとの1 on 1。INQ.はまた1つ大きな舞台をクリアしたようです。
本当にお疲れさま。
そして今週末はいざ東京へ。
昔と違って、今はインターネットも発達し、東京はおろかNYにだって2秒でアクセスできる時代。
あとは自分達の問題で、「やるか」「やらないか」それだけの違い。
気合い入れてやってきます。
いつだって追う者は追われる者に勝りますからね。
ではでは。

